ドラッグストア大手のマツモトキヨシグループは2022年8月1日、傘下の店舗でQRコード決済が利用できない状況が発生していたと発表した。同社によると決済代行先で発生したシステム障害によるもので、2時間ほどで復旧した。

 同社広報担当によると、同日午後0時15分から傘下のチェーンのうち「マツモトキヨシ」や「どらっぐぱぱす」の店舗でQRコード決済全般が極めて利用しにくい状態になった。全店舗で障害が発生したかなど影響範囲は調査中という。クレジットカードなどは利用できており、店舗では別の決済手段の利用を顧客に案内していた。同日午後2時35分に復旧し、QRコード決済の利用を再開した。

 原因は決済業務の代行先であるGMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)で発生したシステム障害。GMO-PGによると、同社が提供するキャッシュレス決済サービス「GMO Cashless Platform」の一部機能で障害が発生した。原因と影響の範囲は調査中としている。同社によると、マツモトキヨシグループの他にも影響を受けた利用企業があったが、企業名や店舗などの詳細は明らかにできないという。