University-Social Relations Liaison Section早稲田大学 教育連携課

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【活動報告:プロフェショナルズ・ワークショップ】アシックスジャパンのプログラム(2021年度)が終了しました

ワークショップ概要

企業名:アシックスジャパン株式会社
テーマ: アシックスのブランド・スローガンを若年層に届けるためのコミュニケーション戦略を考えよ
参加学生数:12名
活動期間:2022年1月21日(金)~2022年3月15日(火)

募集要項はこちら

全体概要

本ワークショップでは、マーケティングのプロフェッショナルの方々にアシックスの歴史、ブランドコミュニケーションに必要な基礎知識、実際に行ったブランドコミュニケーション施策を教えていただきました。
学生たちは各回の講師からブランドコミュニケーション戦略やIDEATION(アイデアを発想、精査する手法)等多くのインプットとともに、最終報告会に向けてチームごとにアシックス、ならびに若年層の現状分析を行い、アシックスのブランド・スローガンである「Sound Mind, Sound Body」をターゲットに届けるための具体的な施策を考えました。
コロナ禍でのワークショップ開催となったため、第1回から第4回をオンラインで、中間発表(第5回)以降をオンラインと対面のハイブリッド形式(全員参加できる場合のみ完全対面形式)で実施しました。

公式ワークショップ活動の様子

■  初回 オリエンテーション:2022年1月21日(金)
  • 学生、本学職員、アシックスジャパン担当者の自己紹介
  • 【インプット】ワークショップ概要説明
  • 【インプット】アシックスジャパンと本学の連携事業、アシックスジャパンの歴史について
  • 【インプット】マーケティングコミュニケーションについて
  • 次回までの課題:「あなたが魅力を感じたブランドコミュニケーション」
■  第2回 アシックスのブランドコミュニケーションについて:2022年2月3日(木)
  • 【インプット】コミュニケーション戦略を考える上で意識するポイントやアシックスのブランド・スローガン「Sound Mind, Sound Body」に込められた思い、これまでのアシックスのブランドコミュニケーションなどについて
  • グループごとに事前課題「魅力を感じたブランドコミュニケーション」について発表、それらの共通点をグループ内で議論
■  第3回 ブランドコミュニケーションの戦略立案について:2022年2月10日(木)
  • 【インプット】コミュニケーション戦略を立案するための理論
  •   最終報告会に向けた班分け発表
  • 【グループワーク】 議題「戦略を立てる準備をしよう」
■  第4 回 ブランドコミュニケーションの戦略立案について:2022年2月17日(木)
  • 【グループワーク】議題「アシックスの課題はどこにある?」「打ち手を考えよう」

アシックスジャパン担当者より課題の抽出方法を学ぶ

■ 第5回 中間報告会:2022224日(木)@大隈小講堂

3月15日(火)の最終報告会に向けて、中間発表を行いました。本ワークショップにおいては初めて、対面とオンラインのハイブリッド形式での開催となりました。マーケティングコミュニケーション部の福成忠様をはじめとするアシックスジャパンのみなさまから講評をいただき、最終報告会に向けて改善点を見つける機会となりました。

中間報告会は対面(@大隈小講堂)とオンライン併用のハイブリッド方式で実施

第6回 付箋プレゼンテーション・資料作成のポイント講義:2022年3月3日(木)@22号館615教室
  • 最終報告会とは異なるグループで付箋プレゼン実施。「小学生にコーヒーを売る」・「サッカーチームにパンを売る」・「居酒屋に靴下を売る」ための施策を検討
  • 【インプット】プレゼンテーション資料作成のポイント

 

■  第7回 最終報告会リハーサル:2022年3月10日(木)@22号館617,8,9
  • 最終報告会予行演習
  • 【グループワーク】最終報告会に向けて各班提案ブラッシュアップ

 

 ■第8回 最終報告会:2022年3月15日(火)@アシックスジャパン本社

アシックスジャパン株式会社の本社にて、「アシックスのブランド・スローガンを若年層に届けるためのコミュニケーション戦略」を各チーム15分ずつでプレゼンテーションしました。アシックスジャパン株式会社からは、代表取締役社長 小林 淳二様、取締役 落知勇様、マーケティング統括部長 野上宏志様、にご出席いただき、チームごとの発表に対してフィードバックいただきました。プレゼンテーション後には、約2か月協働したチームメンバーと他己評価を行い、学生たちは自分自身について新鮮な気づきを得ている様子でした。

最終報告会はアシックスジャパン本社にて対面形式で実施

 

参加者の声

  • 発表の場では「誰に何を伝えたいのか」を意識して熱意を届けることが重要ということを、実際に発表することを通して学んだ。(政治経済学部1年)
  • チームの仲間全員・企業の方々・職員の方々と協働していて常々感じたことは、みな揃って「聞く力」があるということだ。自分の中で思いついたこと・考えていること、そしてそれらが今はなしている人のものと違うと感じた時にも、辛抱強く相手の話をまず聞くということができていて、私が真似しなければならない点であると気付かされた。(国際教養学部1年)
  • ASICSがどのようなことに取り組み、どのような思いで活動しているのかを学んだ。また、グループで1つのものを作り上げる難しさと完成した時の尊さを学んだ。(スポーツ科学部2年)
  • 自分が日頃スポーツの在り方に対して考えているアイデアをアシックスジャパンの方に直接ぶつけることのできる場、そんな貴重な機会に恵まれて本当に感謝しています。プロフェッショナルの方々からのご指摘やアドバイスを受け悔しさを感じることも何度かありましたが、それも含めて普段味わえない成長するチャンスとなりました。また学年が様々な同世代の仲間たちと議論して、それぞれの考えを共有しあう経験はとても刺激的で良かったです。申し込むときは不安があったけど勇気を出してチャレンジして正解でした。(文学部3年)
  • このワークショップを通して、他の学生と共に議論を深め、課題発見から解決までのプロセスを何度も実施することができました。自分自身至らぬ点も多数あり、自分の課題が浮き彫りになりました。そうした点をこの授業を通して知ることができたことは、私にとって大きな収穫であったなと思っています。(教育学部4年)

企業担当者のコメント

  • 大学生の吸収力、成長のスピードを感じました。初対面のメンバーで、企業の課題を考える事は難しかったと思います。私達にとって、みなさんの発表は新鮮で、若者の視点で市場をどう見ているのかを学べるいい機会でした。この経験を学生生活や社会人生活に活かしてください。そして、ここで出会ったメンバーの縁を大切にしてください。
  • ブランドコミュニケーションという、非常に抽象的なテーマで大変だったと思います。最初は多少ちぐはぐだったプランも、2か月という短い期間でどんどん洗練されていき、最終的には素晴らしい形になっていました。学生の皆さんが成長していく姿を間近で拝見し、私自身にも刺激的な日々となりました。ありがとうございました。
  • ひとつのアイデアで満足するのではなく、「もっとこういう可能性もあるのではないか」「どうしたらより若年層を巻き込めるか」ということを多面的に追求していく姿勢や、お互いの意見をぶつけ合って妥協せずに提案の精度を高めていく向上心は大変素晴らしかったです。社会に出てからも答えのない問いに直面する機会は多々あるかと思いますが、今回培った経験が少しでも糧になれば幸いです。学生の皆さんの今後益々のご活躍を期待しております。

担当職員後記

  • オリエンテーションから第4回までは完全オンラインでの実施となったが、アシックスジャパンがブランドに込めた思いの大切さを知ることができる講義、実際のブランド戦略を交えたインプットは、提案の基礎となったことはもちろん、学生にとって貴重な学びとなった。
  • 中間報告会では各班の提案にまだまだ改善の余地はあったものの、そこから最終報告会に向けて、チームごとの自主ミーティングに一所懸命に取り組む姿はとても頼もしく、ワークショップに対する熱意を感じた。
  • 中間報告会以降はハイブリッド形式(参加者全員が出席できるばあいは完全対面形式)での開催となった。参加学生は、アシックスジャパンのプロフェッショナルたちとの対面交流することができたため、オンラインでは汲み取りづらいプロフェッショナルの表情や熱意を感じ取ることができたと思われる。前半がオンラインでの実施だったからこそ対面形式ならではの良さも実感できたはずで、学生にとって非常に大きな意味を持つ時間になった。
  • 開催形式が様々に変わる中でも、こちらの想像以上に学生が柔軟に対応してくれた。オンライン、対面問わずアシックスジャパンの担当者と主体的に関わろうとする姿勢や活き活きしとした発表の様子が印象的だった。
  • 最終的には、誰1人離脱することなく、また最終報告会当日は全員が対面形式で参加できたこため、総じて充実したワークショップになったと感じた。

 

 

問い合わせ先

教務部教育連携課
[email protected]

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