H2O、セブンとの提携解消へ 共通ポイント利用終了

阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが、セブン&アイ・ホールディングスと結んでいた業務提携を事実上解消する見通しになったことが19日、分かった。コンビニのセブン―イレブンで阪急阪神グループの共通ポイントが使えるサービスが6月末で終了し、提携事業が消滅するためだ。当初検討した株式の持ち合いも見送る。

両社は平成28年10月に資本業務提携で基本合意。阪急阪神のポイント「Sポイント」は30年5月から関西2府4県のセブン―イレブン約2700店舗でも使えるようになっていた。

提携当初はセブン&アイ傘下の百貨店そごう・西武の3店舗をH2O側に譲渡する予定だったが、条件が折り合わず実現したのは西武高槻店(大阪府高槻市、現高槻阪急)、そごう神戸店(神戸市、現神戸阪急)の2店舗にとどまった。

H2Oは昨年6月、コンビニ大手ローソンと業務提携し、鉄道駅構内の店舗をローソンに転換している。

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