流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





三井不動産、NTT/リアル店舗データとdポイント会員基盤を活用した販促高度化の実証実験

2022年04月21日 15:00 / IT・システム

NTTコミュニケーションズ(NTTCom)、NTTドコモ(ドコモ)、三井不動産、三井不動産商業マネジメントは4月21日~6月30日、愛知県名古屋市にあるHisaya-odori Parkにおいて販売促進高度化に向けた実証実験を開始する。

<実証実験の概要>
実証実験の概要

実証実験では、Hisaya-odori Parkの実店舗データとdポイントクラブの会員基盤を活用し、Hisaya-odori Parkの店舗への来店を促したいターゲットユーザーを明確化するとともに、ターゲットユーザーに対し、趣味嗜好に合わせたeクーポンを配信し、その後の行動変容を分析することで、データを活用した販売施策の有効性を検証する。

今回、NTT Comの持つAI映像解析サービス「COTOHA Takumi Eyes」やクラウド録画カメラサービス「coomonita(コーモニタ)」で取得した店舗の人流データや三井ショッピングパークポイント(MSP)会員のレジ客動向(客数、属性)などのHisaya-odori Parkの実店舗データと、ドコモの保有するdポイントクラブ会員8700万人以上の統計化されたデータから、ドコモの顧客理解技術により来訪ユーザーの特徴を分析する。

分析した来訪ユーザーと潜在ユーザーに対してeクーポンなどを配信するデジタルマーケティングを実施し、MSP会員とdポイントクラブ会員の来店率や購買率の向上を図る。また、クーポンの使用状況などから来店数や購買率など、ユーザーの行動変容状況を確認し、分析した内容を店舗側にフィードバックすることで、新規イベントの検討や新メニューの開発などに活用する。

今後、AIによる販売促進結果の学習を踏まえたPDCAサイクルの自動化や、顧客動向に合わせた予測によるプロアクティブな販売の促進を目指す。また、ドコモが保有する大規模な顧客基盤の活用により、より高度かつ有効性の高い販売促進方法を検討する。実証実験の結果を活かし、より多くのお客が自らの嗜好にあった店舗で飲食やショッピングなどを安心安全に楽しめる、賑わいと魅力にあふれた空間形成を目指す。

関連記事

IT・システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧