奈良県生駒市と三井住友海上、SDGs推進で連携協定
三井住友海上火災保険と奈良県生駒市は28日、SDGs(持続可能な開発目標)や温暖化ガスの排出を2050年に国内で実質ゼロにする「カーボンニュートラル」推進に関する連携協定を締結した。SDGsに取り組む市内の事業者などを支援する。
生駒市は10月7日に市内の中小企業や市民団体などが連携し持続可能なまちづくりにつなげる「いこまSDGsアクションネットワーク」を設立した。三井住友海上は同ネットワークの企業向けにセミナーや個別相談を実施する。二酸化炭素(CO2)排出量の削減に苦慮する企業に対し、削減量の簡易測定や目標設定などの支援も行う。
28日の締結式で生駒市の小紫雅史市長は「地域課題の解決や市の魅力づくりに三井住友海上のノウハウを借りたい」と述べた。三井住友海上火災保険の田沢邦夫・奈良支店長は「事業者の競争力強化に資するようサポートしていく」と語った。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。