ANA、京都市やトーセとメタバースで連携
ANAホールディングス(HD)は京都市などと仮想空間「メタバース」事業について連携協定を結んだ。バーチャル空間に京都の町並みを再現してスマートフォンなどから旅行や買い物を楽しめるようにする。2022年内にも京都を舞台とした仮想旅行サービスを始める。
協定を結んだのはANAHDのほか、同社傘下でメタバース事業を手掛けるANA NEO(東京・中央)、京都市、トーセの4者。仮想旅行サービスでは京都の町並みや世界遺産・二条城の建造物などを再現する。利用者はスマホなどで自身の分身となる「アバター」を操作して仮想空間の中を動き回る。
アバターの活動度合いに応じてポイントを得られるようにするなどゲーム性を持たせ、画面内で買い物などを楽しめる。ANA NEOの冨田光欧・最高経営責任者(CEO)は「新型コロナウイルス禍が長引くなか、旅を軸にしたメタバース空間を提供したい」と話した。利用料金などは今後検討するという。