三井化学、カーボンニュートラル研究センター 九大に
三井化学は28日、九州大学内に温暖化ガス排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」関連技術の研究センターを設置したと発表した。グリーン水素の製造・利用や二酸化炭素(CO2)の分離・回収技術などの社会実装に向けた共同研究に取り組む。
九大との共同研究の契約期間は11月1日から2031年3月31日までの約10年間。同期間に三井化学は研究費として約20億円を拠出する。
開設するのは「三井化学カーボンニュートラル研究センター」で、九大のカーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(福岡市)内に置く。九大の研究者など30人の体制で発足し、今後、三井化学からも研究員を派遣する予定。
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