CCC系とトレジャーデータ、顧客データ分析で提携
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)傘下のCCCマーケティング(東京・渋谷)とトレジャーデータ(東京・千代田)はBtoC企業向けの顧客データ分析で提携すると発表した。CCCマーケティングが持つT会員約7000万人分の購買データと、トレジャーデータが持つ個社ごとの顧客情報を組み合わせた情報プラットフォームを提供する。
トレジャーデータはウェブやアプリ上での顧客の行動や、顧客へのアンケート結果など、企業内の様々な部門やシステムにバラバラに存在しているデータを収集・管理するサービスを手掛ける。単体では意味をなさないデータを集めて統合することで、顧客ごとの属性や行動を分析し広告やメール配信などのマーケティングに生かせる。
性別や年齢、家族の有無、職業、趣味といった個人の属性と購買情報も分析できるようにし、企業が効率的に広告を打てるようにする。サービスは8月から提供を始め、1年間で30社の導入を見込む。
個人情報保護の観点から、ウェブサイトの閲覧履歴などを示す「クッキー情報」の活用が制限されるようになっている。トレジャーデータはT会員の購買データの活用を通じて、クッキーに頼らないサービスの開発を強化したい考えだ。