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まいばすけっと、首都圏×小型で攻勢のコンビニキラー

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日経ビジネス電子版
イオン傘下の小型スーパー、まいばすけっとは首都圏で集中出店を重ね、ついに1000店を達成した。1号店から16年ほど。コロナ禍でも開業ラッシュは止まらない。「スーパー空白地帯」はまだあるとみており、今後も「首都圏×小型」で攻勢をかけていく。

首都圏で今、急速に増殖しているのが、イオングループの小型食品スーパー「まいばすけっと」だ。2022年1月、大森北1丁目店(東京・大田)と志茂4丁目店(東京・北)を同時開業し、1000店舗を達成した。

1号店は05年12月、横浜市内だった。06年以降、東京23区と横浜市、川崎市で多店舗展開を加速。14年に500店となり、16年には東京23区すべてに出店を果たした。コロナ禍の中でも開業ラッシュは止まらず、21年10月からは、新たに千葉県や埼玉県でも店舗網を広げ始めた。

都心の空白地帯を攻める

まいばすけっとが急成長できたのは、都心部の「スーパー空白地帯」をいち早く押さえたからに尽きる。

大型ショッピングモールを軸に郊外で売り上げを伸ばしてきたイオングループにとって、都心部の攻略は積年の課題だった。オフィス街などにコンビニエンスストアのミニストップを出店してきたが、コンビニ大手3社の背中は遠い。ミニストップは近年、赤字経営から抜け出せない状況が続いている。

1990年代後半から、人口の都心回帰は進んでいた。都心部にはコンビニがひしめくが、普段使いできるスーパーとなると数は少ない。ただ、多くのスーパーにとっては、需要があると分かっていても、賃料が高く、狭い売り場しか確保できない都心部に合った店舗運営の在り方を探るところまで手が回らない──。そこに着目したのが、まいばすけっとだった。「ミニ食品スーパー」という業態で勝負に出たのだ。

まいばすけっとは、全店直営とすることで素早く出店を重ねていった。徒歩5分圏内に2、3店舗ある場所も珍しくない。売り場面積はコンビニに近く、実際にコンビニ跡地に居抜きで開く例も多い。

コンパクトな売り場に、生鮮品や冷凍食品、おにぎり、弁当、総菜、消費頻度の高い雑貨などが一通りそろう。イオングループだけに低価格のプライベートブランド(PB)「トップバリュ」商品も多く扱っている。おつまみや個食おでんなど、商圏ニーズに合わせて少量化したまいばすけっと専用商品も投入した。

買い物に困る地域はまだある

ドミナント(集中出店)戦略により、店舗数が多くて利用しやすい。さらにどの商品も基本的にコンビニより安い。「コンビニキラー」ともいわれ、21年2月期の売上高は1994億円と中堅規模のスーパーに成長した。業務のマニュアル化や、棚割りをはじめとした店内レイアウトの標準化を進めるなど、徹底した効率化を図ることで、利益も伸ばしている。

まいばすけっとは、今後も新規出店を加速させていく。コンビニ大手3社の合計店舗数は東京都内だけで約7000店舗を数えるが、同社の関係者は「(食品スーパーが近隣にないなど)買い物に困っている地域は、首都圏であってもまだ潜んでいる」と話す。

実際、22年4月に入っても、出店攻勢は続いている。

代田橋駅北店(東京・杉並)、東十条1丁目店(東京・北)、浮間舟渡駅東店(東京・北)、荒川3丁目店(東京・荒川)、川口栄町3丁目店(埼玉県川口市)、綾瀬2丁目店(東京・足立)、青葉すすき野店(横浜市)、雪が谷大塚駅南店(東京・大田)――。

直近3週間でこれだけの店舗を新たにオープンし、4月22日には1018店舗まで増える。2000店舗体制に向けて着々と足場を築き始めた。

徒歩圏内に一定の世帯数があることや競合店の状況、配送の効率性、賃料など様々な要件を考慮しながらではあるが、好立地を中心にコンビニキラーが本領を発揮し、今後も猛威を振るうことは間違いない。

(日経ビジネス 酒井大輔)

[日経ビジネス2022年4月18日号の記事を再構成]

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