フードコートの注文をスマホで 東芝テックが新システム
東芝のPOS(販売時点情報管理)システム事業子会社の東芝テックは20日、フードコート向けに利用客がスマホを使って注文や決済ができるようにするシステムを発売したと発表した。利用客は席に着いたまま注文でき、従業員にとっても接客の負担が軽減できる。2026年度までの5年間で約100施設への導入を目指す。
システム名は「SkipOrder(スキップオーダー)」。利用客はフードコート内の各店舗の列に並ばずに、スマホを使ってフードコート内の複数店舗への注文ができる。決済までスマホで完結し、従業員の接客作業の軽減につながる。注文した料理ができたことをスマホに直接通知することもでき、フードコートで一般的に使われている呼び出し用の機器も不要となる。
店舗側の負担軽減と利用客の利便性向上につながるシステムとして、ショッピングセンターなどに売り込む。