アサヒビールと電通デジタル、渋谷に低アルコールバー
アサヒビールと電通デジタル(東京・港)が共同出資するスマドリ(東京・墨田)は20日、ノンアルコールやアルコール度数が3%以下の低アルコール飲料を提供するバーを6月30日に東京・渋谷のセンター街に開くと発表した。
店名は「SUMADORI-BAR SHIBUYA」で、ノンアルやアルコール度数0.5%、3%の飲料を100種類以上そろえる。バーで提供した飲料の販売も検討する。
5月17日に発売するアルコール度数0.5%のワイン風飲料「ビスパ」や、6月28日にアマゾン限定で販売するアルコール度数3%のアルコール入り炭酸水「ハードセルツァー」の新ブランド「アサヒ ビバ」なども提供する予定だ。
アサヒビールは販売する酒類の2割を、アルコール度数3.5%以下の商品にする目標を掲げている。体質や好みからあえてアルコールを飲まない「ソバーキュリアス」という生活スタイルも広がっている。お酒を飲まない人でも楽しめるバーを開業し、新たな需要を掘り起こしたい考え。
スマドリは1月に設立し、お酒を飲まない人へのデジタルプロモーションや、データマーケティングなどに取り組む。スマドリの梶浦瑞穂社長は「お酒のイメージも強くライフスタイルの発信地でもある渋谷でメッセージを発信したい」と話す。
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