三菱UFJ、サイバーエージェントと広告事業 データ活用
三菱UFJ銀行は15日、サイバーエージェントと組んで広告事業への参入を検討していることを明らかにした。銀行が抱える個人情報をもとに、広告主の意向に沿った顧客層へ広告やメールを配信する。昨年11月施行の改正銀行法で、広告やマーケティングに関する業務が銀行にも認められた。非金融事業の拡大で新たな収益源の獲得につなげる。
9月末までに試行してから本格的に始める。同行の個人顧客は約3400万人。年齢や性別、居住地に加えて運用商品の購入など銀行との取引も加味し、広告主のターゲットになりそうな顧客層に広告を掲出したり、メールを配信したりする。サイバーエージェント側に個人情報を提供することはないとしている。共同出資会社の設立も検討する。