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ポイントを4重・5重取り スマホアプリなら実現できる

ポイント・クーポン活用術(3)

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今月はポイントやクーポンの活用術について考えています。前回はクーポンを中心に書きましたので、今回はポイントのほうに着目してみましょう。

ポイントは何重にも獲得するチャンスがある

皆さんは1度の買い物で、ポイントを何回ゲットしているでしょうか。

この段階で「?」と思った人はポイント道のまだ入り口ということです。実はいま、ポイントは1回の買い物で何度も獲得できる時代だからです。

①クレジットカードの利用②電子マネーのチャージや利用③共通ポイントカードの提示④店舗ごとのポイントカードの提示⑤テナントビルなどのポイントカード提示――と最大で5回ポイントを獲得するチャンスがあります。

すべてをとれるチャンスはあまりないものの、2~3重取りできるだけでもポイントの還元率は大きく高まります。

それでは順番に見てみましょう。

電子マネーのポイントはクレカと2重で

電子マネーはたくさんのポイントが得られるイメージがあります。特にQRコード決済「PayPay(ペイペイ)」がプロモーションとして20%還元を打ち出したことは記憶に残っているところです。

高還元率の大盤振る舞いは下火になったものの、最近でも0.5%、あるいはサービスの利用状況などに応じてそれ以上の還元率が設定されています。同じ買い物を現金払いでなくキャッシュレス決済だけで安く買えると思えばこれを利用しない手はありません。

ところでこの電子マネー、チャージをしてから使う仕組みが多いですが、現金チャージとクレジットカードからのチャージでは還元率に差がつくことがあります。スマートフォンアプリでクレジットカードを連携させ、クレジットカードからチャージをすると、クレジットカード側にも利用額にポイントがつくことがあるのです。

クレジットカードからチャージして、電子マネーを利用すれば2回ポイントがたまるのなら、これを見のがすわけにはいきません。現金チャージをしている人は、クレジットカード連動の可能性をチェックしてみてください。

「QUICPay(クイックペイ)」や「iD」はクレジットカードをまるで電子マネーのようにダイレクトに利用する仕組みなので、電子マネーとしてはポイントがたまりません(クレカのポイントはたまる)。またペイペイのように系列クレジットカードのみをチャージ対象としていることもあります。詳しい条件は、それぞれのホームページで確認してみてください。

共通ポイントと店舗のポイントを2重取り

いわゆる「共通ポイント」と呼ばれるのがdポイントカード、Tポイントカード、楽天ポイントカードの3種類です。これにPonta(ポンタ)カードを加えて4大共通ポイントとしたり、今後参入するペイペイポイントを加えて5大ポイントということもあります。これらは多くの店舗で採用されている共通ポイントなので、レジ店頭でロゴマークを見かけたことがあるはずです。

かつては共通ポイントを採用するということは、店独自のポイントはないのが一般的でしたし、共通ポイントはいずれか1つのみを採用するというような「暗黙のルール」がありました。

今は状況が変わってきています。まず「お店のポイントと共通ポイントを同時にためる」ことが可能となっています。例えばドラッグストアのマツモトキヨシでは、自社のポイントとdポイントを両方提示すれば、2種類のポイントがたまります。

また、店によっては共通ポイントからためたいポイントを自由に選ぶこともできます。例えばファミリーマートでは、dポイント、楽天ポイント、Tポイントの3種類からどれか1つを選択できます。自分が集中的にためているポイントがあればそれを選ぶことができるわけです。

そして、お店のポイントも共通ポイントも、紙やプラスチックカードの時代と大きく変化しているのは、スマホで全部準備できることです。

数年前だったら「たくさんのカードを財布にいれておくのはかさばるので、選択と集中を考えましょう」とアドバイスしたところですが、最近は「とりあえずアプリを全部入れておいてもいい。スマホが分厚くなることはないので」と言うようになりました。

私のスマホには少なく数えても20種類以上のポイントのアプリが設定されています。めったに行かないお店であっても、「カードを持ってくるのを忘れていた!」ということにならないので、とにかく設定しておいて損はありません。特に共通ポイントは利用シーンが多く、全部を設定しておいてもいいと思います。

慣れればささっと起動し、提示できるようになります。ぜひあなたのスマホを「ポイントカード20枚入り」にしてみてください。

実はお得、テナントビルなどのポイントカード

地味ですがもうひとつ、ポイントを上乗せするチャンスがあります。テナントビルなどのポイントカードです。

JR東日本系の駅ビルであるアトレは「JREポイント」の対象となっており、会計時にさらにプラス1.0%の還元が得られます。ららぽーとなどは「三井ショッピングパークポイント」を提供しており、こちらも1.0%のポイントがたまります。

かつては、テナントビル独自のクレジットカード利用者だけがポイント還元の恩恵に浴する、いわゆる囲い込み戦略が主流でしたが、スマホアプリ化により広くメリットが還元されるようになっています(この場合、独自のクレジットカードカード利用者には上乗せ還元することも)。

これをちょっと工夫すると、同じお店も単独店舗(ロードサイドなど)とテナント内店舗で還元率が違ってくる、ということです。書籍やメガネ、服など購入価格が高額になりがちなものは、1.0%多くポイントを取れるだけで軽く数百円の違いが生まれます。意図的にテナントビルで買い物をしてみるのもアリでしょう。

物価高で家計のやりくりがしんどい時が続いていますが、給与振込日数日前に「ポイントが結構たまっていたから、これでしのげる!」なんてこともあるかもしれません。私もためたJREポイントを1万円分Suicaにチャージし、数日の食費や生活費に回したことが何度もあります。

4重取り、5重取りのポイントゲットを意識すると、還元されたポイントに大きな違いが出てくることが分かります。あなたも自分の生活圏内でもう一度アンテナを張ってみてください。

◇  ◇  ◇

FP山崎のLife is MONEY」は毎週月曜日に掲載します。

山崎俊輔(やまさき・しゅんすけ)
フィナンシャル・ウィズダム代表。AFP、消費生活アドバイザー。1972年生まれ。中央大学法学部卒。企業年金研究所、FP総研を経て独立。退職金・企業年金制度と投資教育が専門。著書に「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP)、「日本版FIRE超入門」(ディスカバー21)など。http://financialwisdom.jp

※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。

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