肥後銀行、取引先のSDGs実現を後押し R&Iなど評価
肥後銀行は12日、取引先企業の持続可能な開発目標(SDGs)の実現を後押しするローンの取り扱いを始める。社会の持続可能性への貢献度を測り、事前に設定した目標の達成状況に、金利など融資条件を連動させる。優遇内容は目標の難易度を考慮して個別に決める。SDGsへの貢献を調達先の選定基準にする大企業が増えており、同行取引先がSDGsに取り組みやすいよう支援する。
ローンは客観的に検証されたESG(環境・社会・企業統治)関連の目標を持つ企業を対象にする。温暖化ガス削減やリサイクル率向上など、顧客の本業の中でのSDGsに関わる取り組みを評価する。目標そのものの妥当性や達成状況の評価は、格付投資情報センター(R&I)など外部機関が行う。融資額や期間、資金の使途は限定しない。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。
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