茨城大学が「ビジョン2030」策定 持続可能な地域目指す
茨城大学は2030年に向けた中長期目標として「イバダイ・ビジョン2030」を策定した。自律的でレジリエント(強靱=きょうじん)な地域の実現を通して、持続可能な社会を目指す。教育研究や地域連携などの分野で4つのビジョンと12のアクションを掲げた。太田寛行学長は3月31日の記者会見で「茨大の使命は地域活性化。ビジョンを通して活発な地域を目指す」と抱負を述べた。
茨大は、県内企業や自治体との共同研究の受け入れ件数が全国トップクラスで、企業や地域との連携に力を入れている。ビジョンにも地域の結節点としての機能強化を盛り込んだ。このほか、持続可能な社会を目指す「サステイナビリティ学」に早くから取り組んできた実績をいかして持続可能な開発目標(SDGs)や温暖化ガスの排出を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」目標への貢献を目指す。