つくば市、安全な街づくりであいおいニッセイと連携
テレマティクス保険のノウハウ生かす
茨城県つくば市は、あいおいニッセイ同和損害保険と安全で安心な街づくりを進めるための包括連携協定を締結した。同社は自動車の走行記録などビッグデータを活用した保険商品開発に注力している。リスク分析のノウハウを生かし、自動車の安全運転などを実現。誰もが安心して暮らせるSDGs(持続可能な開発目標)を核にした街づくりを急ぐ。
今回締結した包括連携協定では、「未来技術を活用した安全な地域づくり」「多文化共生の地域づくり」「災害に強い地域づくり」「持続可能なまちづくりの実現」を目指す。
あいおいニッセイ同和は、自動車の走行距離や運転特性などのデータを元に、急ブレーキや急発進などのリスクが低ければ保険料を割り引く「テレマティクス保険」を販売している。走行データを分析すれば、どの交差点や道路が交通事故のリスクが高いかなどを具体的に把握できる。こうしたビッグデータを安全な街づくりに生かす考えだ。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。