北陸銀行、JICAのジェンダーボンドに投資
北陸銀行は、国際協力機構(JICA)が発行する、女性活躍などの支援を目的にした「ジェンダーボンド」に投資した。投資額は非公表で、期間は10年。ジェンダーボンドは、資金の用途を社会課題の解決に限定した「ソーシャルボンド」(社会貢献債)の一つ。今回の投資で、発展途上国におけるジェンダーの平等の実現や女性活躍社会の推進を後押しする。
ジェンダーボンドで調達した資金は、経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会の基準に基づいて活用される。途上国において、女性の雇用機会向上に関わる制度にかかる費用や、教育を受けられない女性の支援などへの活用を想定しているという。
同行を傘下に持つほくほくフィナンシャルグループ(FG)は、2019年の4月にSDGs宣言を制定しており、ジェンダーボンドへの投資もその一環。9月には、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)を融資の形で支援する「サステナブルファイナンス」をサービスとして打ち出すなど、支援策を加速させている。
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