第四北越銀、SDGs推進の融資・私募債
第四北越フィナンシャルグループ傘下の第四北越銀行は、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の推進を後押しする新たな金融商品「サステナビリティ・リンク・ファイナンス」の取り扱いを始めた。格付投資情報センターによる第三者評価を取得する仕組みで、導入企業はステークホルダーにSDGsへの取り組みを訴求できる。
取り扱うのは融資であるサステナビリティ・リンク・ローンと私募債であるサステナビリティ・リンク・ボンドの2種類。顧客企業が温室効果ガスの削減量や再生可能エネルギーの使用量などのSDGsに関する目標を設定し、達成度合いに応じて適用金利を変更する。資金使途は設備資金や運転資金としている。
第四北越銀は「サステナビリティ・ファイナンス」の取り扱いも同時に始めた。顧客企業がSDGsやESGに関する取り組みを目的とした資金を調達する際に利用できる。こちらも融資と私募債の2種類で、格付投資情報センターによる第三者評価を取得する仕組み。多様化する資金需要に対応するとともに、企業のサステナビリティ経営を後押しする。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。