鳥取県、温暖化ガス削減目標引き上げ 13年度比60%に
鳥取県は2030年度の温暖化ガス排出削減目標を引き上げ、13年度比60%とする方針を決めた。従来は同40%減を目標としていた。政府が4月に削減目標を大幅に引き上げ、13日には第26回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)が産業革命前からの気温上昇を1.5度以内に抑える努力を追求するとしたことを受けた。
県は17日に県内の経済団体や消費者団体などからなる「とっとり環境イニシアティブ県民会議」を開催し、脱炭素社会の実現へ向けた取り組み方などを議論した。重点的に取り組む内容として、住宅やオフィスビル、工場などへの太陽光発電設備導入や、電動車への乗り換え促進などを挙げた。行政としても、県有施設への太陽光発電やEV導入、山林での皆伐再造林、DXを活用した生産性向上支援などに取り組むとした。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。
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