埼玉中央青年会議所、3市町とSDGsで協定 動画など配信
さいたま市周辺の若手企業経営者などで作る埼玉中央青年会議所(さいたま市)は、活動地域であるさいたま市、上尾市、伊奈町の3市町と国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」に関するパートナーシップ協定を結んだ。今後はSDGsに関する意見交換会や普及活動の共同実施のほか、動画サイト「ユーチューブ」などでの情報発信にも取り組む。
政府が2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする方針を掲げていることを踏まえ、同会議所と3市町は環境分野を最優先課題に設定。5月1日には、環境配慮型のライフスタイルを提案するエシカルファッションプランナーの鎌田安里紗氏と、バイオマス樹脂の開発や加工を手掛けるサムライトレーディング社長の桜井裕也氏を招いたシンポジウムを開催した。
今後も環境分野の第一人者の協力を得て、会員企業や住民などにSDGsの意識を浸透させる。同会議所は「活動エリアから環境問題への取り組みを加速させたい」と話している。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。