埼玉りそな銀行、SDGs私募債取り扱い開始
埼玉りそな銀行は企業が私募債を発行する際にかかる手数料の一部を埼玉県に寄付する「埼玉りそなSDGs私募債~埼玉150周年記念ファンド」の取り扱いを始めた。埼玉県が取り組む環境保全や医療機関などの支援に役立てるほか、県誕生150周年を盛り上げる。
同行が2020年6月に提供を始めた「埼玉りそなSDGs私募債~新型コロナ医療支援ファンド」から引き継ぐ。従来商品では県の「新型コロナウイルス感染症対策推進基金」に寄付していたが、寄付先を拡充して環境、子育て、産業育成、医療支援の4つのテーマから選べるようにした。
寄付金は発行額の0.1~0.2%相当額に設定した。発行条件は5000万円以上で、取扱期間は22年3月31日まで。総額が150億円に達した時点で終了する。私募債は公募債と比べて中小企業でも発行しやすく、社会貢献活動と資金調達の両立を後押ししていく。
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