高知県、脱炭素へ庁内横断チーム 21年度に実行計画
高知県は9日、脱炭素社会を県内で進めるための実行部隊として庁内横断チーム「脱炭素社会推進プロジェクトチーム」を発足させた。森林面積割合が83%と都道府県別で全国一を誇る同県らしく、林業振興関連の部長がチーム長になった。今後、会合を定期的に開き2021年度内に二酸化炭素(CO2)排出を減らすための実行計画をつくる。
実行計画は、①CO2削減に向けた取り組み②グリーン関連産業の育成③国連のSDGs(持続可能な開発目標)の促進――を柱にする。
17年度の段階で県内のCO2排出量は703万トン。県は50年度に排出ゼロを目指す。実行計画は今後、5年、10年後の区切りで段階的な削減量目標を盛り込むとみられる。