富山県、企業・団体のSDGsを情報発信
富山県は5日、県内企業などのSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを情報発信する施策を始めると発表した。企業や団体などを対象に「富山県SDGs宣言」を募集する。記者会見で、新田八朗知事は「イベント的にSDGsを扱うのではなく、(企業などの)事業の中に織り込まれるようにしていきたい」と話した。
宣言の内容は県の設けたウェブサイト上で公開し、取り組み事例を企業や団体などとともに8月に掲載する予定だ。募集の際にはSDGsに関わる具体的な施策や目標を書いたワークシートを県に提出してもらう。それぞれの取り組みを共有することで企業や団体間での連携を促進させ、イメージアップも狙う。
県は2019年に、環境への配慮など持続可能な街づくりを目指す自治体として、国から「SDGs未来都市」に選ばれている。
SDGsは「Sustainable Development Goals」の頭文字をとった略語で、国連サミットで2015年9月、全会一致で採択された世界共通の行動目標。国や民間企業の取り組みに関する記事をお読みいただけます。