日立ABBパワーグリッド、SDGsに基づく「サステナビリティ 2030」戦略を発表
【プレスリリース】発表日:2021年06月03日
日立ABBパワーグリッド社が、SDGsに基づく「サステナビリティ 2030」戦略を発表
「地球環境」、「人間尊重」、「平和と公正」、「パートナーシップ」を柱に持続可能な社会を実現
日立ABBパワーグリッド社は、本日、国際連合の「持続可能な開発目標(SDGs)」から、特に重点的に取り組む八つのSDGsを選び、事業活動を通じて「社会価値」、「環境価値」、「経済価値」の向上に貢献するための「サステナビリティ 2030」戦略を発表しました。
選出したSDGsは、3(すべての人に健康と福祉を)、4(質の高い教育をみんなに)、5(ジェンダー平等を実現しよう)、6(安全な水とトイレを世界中に)、7(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)、12(つくる責任つかう責任)、16(平和と公正をすべての人に)と、17(パートナーシップで目標を達成しよう)の八つです。「サステナビリティ 2030」では、これらのSDGsに対応する、事業推進上の目標を「地球環境」「人間尊重」「平和と公正」「パートナーシップ」という四つの柱に分類しています。
地球環境では、2030年までに自社でカーボンニュートラルを達成することを目標にしています。その第一歩として、2021年末までに自社内で使う電力を100%非化石燃料由来に移行させることをめざします。また、CO2排出量(*1)を2030年までにバリューチェーン全体で半減させる目標を掲げ、サプライヤーと一体となって取り組んでいます。このほかの目標として、廃棄物の半減(*2)や水使用量の25%削減なども含まれています。
日立ABBパワーグリッド社は、お客さまの課題を克服し、効率性を高め、持続可能なエネルギーの未来への移行を支援する、デジタルおよびエネルギープラットフォームの構築をリードしています。例えば、2021年4月に「EconiQ(TM)」を発表しました。これは、持続可能性を重視した設計で、従来よりも優れた環境性能を発揮することが実証されている製品、サービス、ソリューションです。
人間尊重では、90カ国以上で働く約36,000人の従業員が、安心して最高のパフォーマンスを発揮できるように目標を設定しています。災害やハラスメントゼロに加えて、健康上の理由による休業率が同じ業種の中で上位4分の1の低い範囲に入るように推進します。また、最近、ダイバーシティ&インクルージョンのためのビジョン「ダイバーシティ 360」を導入しました。2025年までに女性従業員の割合を19%から25%に向上させることに併せて、生涯学習文化を育みビジネス機会を増やすための統合学習フレームワークを確立します。
平和と公正の観点では、汚職・贈収賄を発生させないという目標を掲げています。これを踏まえて、2021年2月1日に、日立ABBパワーグリッド社は、ドミニク・アブロクワを、インテグリティならびにトレードリスクの予防、検知、解決に関連するプログラムと戦略を統括する、インテグリティのグローバル責任者に任命しました。
パートナーシップでは、急速なエネルギー転換を可能にするためには、コラボレーションが不可欠との認識のもと、マルチステークホルダーパートナーシップへの参加を増やすという目標を設定しました。日立ABBパワーグリッド社は、お客さまやパートナーとソリューションを協創することを技術理念の中心に据えて事業を推進しており、カーボンニュートラルなエネルギーの未来への移行を加速させるためのパートナーシップの構築に重点を置いています。
※以下は添付リリースを参照
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添付リリース
https://release.nikkei.co.jp/attach/611701/01_202106031721.pdf
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