「推し活」が開く消費モデル
ファン巻き込み型に展望 情報経営イノベーション専門職大学(iU)学長 中村伊知哉
2021年1月、芥川賞を受賞した宇佐見りん著『推し、燃ゆ』(河出書房新社・20年)。勉強もバイトもままならず生きづらさを抱える女子高生が年上の男性アイドルを応援することに全てのエネルギーを注ぐ。応援する対象「推し」が唯一のよりどころとなる。切ない物語が多くの共感を呼んでいる。
この若き女性作家のフィクションに対し、横川良明著『人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた...