後払い決済「BNPL」転機 金利上昇で収益鈍化
分割手数料・利息かからず急拡大 借り過ぎ懸念で規制強化も
米国など世界で急拡大してきた後払い決済の「BNPL(バイ・ナウ・ペイ・レイター)」に逆風が吹き始めた。手数料や利息のかからない分割払いが利用者の支持を集め、アップルなど参入企業が相次ぐ。ただ手軽さが若年層の「借りすぎ」を誘発する懸念に加え、金利上昇や景気悪化でBNPL事業者の収益悪化リスクが高まる。規制強化を求める声もある。
「洋服や家具など、ほぼすべての商品をBNPLで支払っている」。米オハイ...
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