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「Z世代は昨年よりストレスを感じている」──Spotify調査 日本ではメンタルヘルス分野のポッドキャスト再生数が5倍に

» 2022年08月16日 20時51分 公開
[ITmedia]

 音楽ストリーミングサービスを手がけるスウェーデンのSpotifyは8月16日、世界のZ世代(18〜24歳)が最も聞いているポッドキャストのジャンルは「メンタルヘルス」だという調査結果を発表した。「Z世代は昨年よりもストレスを感じているということが明らかになった」という。

 デジタルオーディオに関するデータから世界におけるZ世代のカルチャーとトレンドを分析するSpotifyの年次報告書「Culture Next」2022年版で明らかにした。これによるとメンタルヘルス分野のポッドキャスト再生回数は前年比(第1四半期)で62%増加。Z世代の67%がストレスや不安に対処するために音楽、ポッドキャストなどを利用していたという。

 日本に住むZ世代のポッドキャストリスナーは前年比で91%増加し、メンタルヘルス分野の再生回数は400%増えた(前年の5倍)。Spotifyは「日本に住むZ世代のおよそ半数は『難しい質問や個人的な問題について家族に話す前にポッドキャストから答えを得ようとする』と回答した」としている。

 Culture Nextでは、Spotifyが収集したデータ分析に加え、日本や米国など17カ国の若者とグループセッションやインタービューによる調査を実施。さらに3月から4月にかけてはタイを加えた18カ国、計1万2500人を対象とした調査を行い、報告書をまとめたとしている。

「Culture Next」の概要

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