ファミリーマート(以下、ファミマ)のプライベートブランド(以下、PB)「ファミマル」が10月19日に発表1周年を迎える。発売以降、PBの日商前年比は毎月(10カ月)連続で100%超えを記録している。ファミマ店舗の既存店日商売上前年比でも、同期間において100%超えを記録するなど、売り上げをけん引している。
ファミマルのパッケージや販促用ポスターはとにかく「分かりやすい」ことが特徴だ。10月3日の「ファミマル」1周年 記者発表会では、子どもから高齢者まで誰にでも分かりやすい「伝え方」にこだわる理由を披露した。
ファミマルは2021年10月19日に発売を開始。「おいしい◎うれしい◎あんしん◎」をキーワードに、加工食品や菓子、日用品、飲料などを扱っている。
ファミマルのネーミングとロゴは、(1) ファミマのPB商品であることがすぐ分かること、(2)ファミマが自信を持って薦めるクオリティであると伝わること、(3)老若男女あらゆる世代・性別の人が理解できること、この3つを意識しているという。
また、パッケージは「F-universal」というデザインコンセプトで設計。誰にとっても(FAMILY)、楽しく(FUN)、分かりやすい(UNIVERSAL)という点にこだわっている。利用者が買い物をする際に“5秒で分かる”パッケージを目指すことを基本方針とし、直観的な商品名、キャッチコピーを採用。ファミマルブランドマネジャーの柘植幹子さんは、「商品の推しポイントを簡潔に伝えていくことで、お客さまの目にとめてもらう機会が増え、支持につながった」と分析する。
他にも、産地や製法、環境への配慮などの情報を、「アイコン」としてパッケージに掲載している。今後は健康志向の高まりに対応し、タンパク質、食物繊維、糖質、野菜量をアイコンとして統一表記。お客が店頭で商品を見たときに、健康に配慮した商品が直感的に分かるようにしていく。
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