法務省の再犯防止推進白書に広島大学と広島刑務所の共同研究の取り組みが掲載されました

この度、法務省の令和3年版 再犯防止推進白書に広島大学と広島刑務所の共同研究の取り組みが掲載されました。

この取り組みは、2019年度から広島大学大学院医系科学研究科 作業行動探索科学の宮口英樹教授と広島刑務所が連携し、作業療法を活用したプログラムをコグトレによる就労移行準備指導を実施するものです。プログラムの目的は、再犯防止の一環として、一般就労と福祉的支援の狭間にある受刑者に対して作業療法を活用した指導を行うことで、出所後の継続的な就労と円滑な社会復帰に必要な社会適応能力を向上させることにあります。

本取組は、一般就労と福祉的支援の狭間にある者を対象とするという難しさがありますが、作業療法という新たな視点を取り入れ、これまで十分にアプローチできなかった受刑者に対する処遇の充実を図ることにより、再犯防止に大きく貢献できると考えています。今後も広島大学は広島刑務所と協力し、プログラムの更なる改良を行うなど、共同研究の推進に取り組みたいと思います。

詳しくは以下の資料をご覧ください。

【お問い合わせ先】

広島大学大学院医系科学研究科 保健学分野
 作業行動探索科学 教授 宮口 英樹
E-mail: hmiya*hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください) 


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