サイカ、データサイエンスの管掌役員に村田 賢太が就任

サイカ、データサイエンスの管掌役員に村田 賢太が就任

データサイエンスとエンジニアリングの技術を併せ持つ村田を迎え、 データサイエンスの技術力向上と提供価値拡大を加速

データサイエンスにもとづくマーケティングソリューションを提供する株式会社サイカ(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:平尾 喜昭、以下 サイカ)は、事業の根幹をなすデータサイエンスの技術力向上と提供価値拡大を目的に、2022年6月1日付で、村田 賢太を執行役員CRO(Chief Research Officer)に迎えました。


執行役員 CRO 村田 賢太


【CRO就任の背景】

このたび執行役員CROに就任した村田は、2010年からプログラミング言語「Ruby」のコミッター(開発者)として、組み込み数値クラスやbigdecimalライブラリなど、主として数値処理に関わる領域の改善とメンテナンスに従事し、2017年に入社した株式会社SpeeeにおいてはRuby用データ処理ツールやApache Arrowの開発に従事するなど、ソフトウェアエンジニアリングとデータサイエンスの高い技術と実績を併せ持っています。

また、2020年3月よりサイカのAdvisory Board, Development(*1)に参画し、社外のアドバイザーとしてサイカが提供するソリューションの数理ロジック改善に従事してまいりましたが、このたび、執行役員CROとしてサイカに入社することとなりました。

今後、村田は執行役員CROとして、サイカの事業の根幹をなすデータサイエンスの技術力の向上を図るとともに、ソフトウェアエンジニアとしての知見を活かし、データサイエンス技術のソリューションへの適用をより緊密にしていくことを通じて、顧客と業界への提供価値の拡大を推進してまいります。



【村田 賢太の略歴、ならびに就任にあたってのコメント】

〈略歴〉

学生時代よりKondara MNU/Linuxの開発をはじめ、いくつかのOSSの開発へ参画する。北海道大学で博士後期課程を修了後、2010年よりRubyのコミッターとして、組み込み数値クラスやbigdecimalライブラリなど、主に数値まわりの改善とメンテナンスに従事する。2017年に株式会社Speeeに入社し、フルタイムOSS開発者としてpycall.rbやChartyなどのRuby用データ処理ツールの開発に従事する。2019年からはApache Arrowのコミッターとしても活動する。2020年からサイカのデータサイエンス領域アドバイザーを勤め、2022年にCROとしてサイカにジョイン。


〈就任にあたってのコメント〉

技術顧問として約2年間、サイカのデータ分析周りの技術改善を手伝ってきました。その過程で、サイカがデータに対して非常に真摯であり、かつ、統計学を価値の源泉とする事業の将来性と希少性を十分に感じました。いつかデータサイエンスで価値創造ができる場所で働きたいと思っていた私にとってサイカは最高の場所かもしれないと感じ始めていた矢先、平尾さんからCROとしてジョインしないかとお声がけしていただきました。私を含むメンバー全員が楽しんで難題を解決し続け、サイカの事業に価値を供給し続ける、そんな研究組織をメンバーと共に作り上げていきます。



【株式会社サイカ 代表取締役CEO 平尾 喜昭のコメント】

データサイエンスカンパニーを名乗るサイカにとって、CROは会社の屋台骨を支える重要なポジションです。それゆえに、CROをお任せできる人材と出会うまでには長い時間を要し、今回の村田さんのCRO就任に対しては「やっと出会えた」という感慨深い思いがあります。

村田さんは、データサイエンティストとしての知見の深さもさることながら、エンジニアリングの力で、データサイエンスを机上の空論に終わらせず、顧客や業界に対する具体的な価値へと転換できる非常に稀有な人材です。

これから村田さんには、データサイエンスを起点としたソリューション提供価値の拡大はもちろんのこと、サイカへの貢献だけに留まらず、これまでコミッターとしてRubyの発展に貢献してきたのと同様に、データサイエンスの研究開発を通じて業界や社会の発展にも貢献していくことを期待しています。



【株式会社サイカ 取締役 EVP of Development 是澤 太志のコメント】

むらけんさんはRubyやApache ArrowなどOSSに貢献しエンジニアリングを磨き続け、さらにデータサイエンスも自己研鑽を積んで学び続けており、サイカが理想とする才能開花人財としてのロールモデルとも言える方です。そのむらけんさんがデータサイエンスをリードする役割としてCROを担っていただくことは、サイカにとっては象徴的な出来事で大きな進化の一歩だと感じています。研究領域でデータサイエンスとエンジニアリングがより融合していくことで、スピード感をもって研究成果が社会実装されていき、イノベーティブなプロダクトの進化を次々と生み出していくことができそうな期待感でワクワクしております。

これから僕自身もむらけんさんや4月よりCTOに就任にした天野と共に、モノづくりビジョン(*2)である『Refine your choice and make it the Best』を体現し、よりサイカのモノづくりを進化させ、よりおもしろカッコイイ未来を創り出すことに尽力していきたいと思います。



●サイカについて https://xica.net/

「華やかに現れでた才能」を意味する「才華(さいか)」を社名の由来とするサイカは、データの力で人々の創造力を最大の成果へとつなげ、才能開花を実現するデータサイエンスカンパニーです。


代表者 :代表取締役CEO 平尾 喜昭

所在地 :東京都千代田区西神田2丁目5番2号 TASビル 2F・3F・6F

設立  :2012年



●MAGELLANについて https://magellan.xica.net/

サイカが提供する国内No.1の統合マーケティング分析ツール。インターネット広告だけでなく、効果測定が難しいとされるオフライン広告(テレビCM、屋外広告など)や、外部的な要因(競合企業の動き、季節性など)までを含め、あらゆるマーケティング施策の効果を統合的に分析し、全体最適な戦略を策定することが可能。大手企業を中心におよそ200社の導入実績があり、広告宣伝費トップ100社(*3)の30%以上の企業でマーケティング分析にMAGELLANが利用されるなど、高い評価を得ています。



●ADVAについて https://adva.xica.net/

サイカが展開するデータ戦略型アドエージェンシー事業。ADVAは以下4つのソリューションで構成され、テレビCMを中心としたメディアプランニングから、クリエイティブ制作、バイイングに至るまで、従来は感覚的な意思決定が行われることが多かった広告出稿を、データサイエンス技術で定量的な根拠にもとづき行い、ROI最大化を図ることを可能にしました。


(1) 統合マーケティングコミュニケーション戦略サービス「ADVA STRATEGY」

(2) テレビCMプランニング最適化ツール「ADVA PLANNER」

(3) 動画クリエイティブ制作サービス「ADVA CREATOR」

(4) 成果報酬型テレビCM出稿サービス「ADVA BUYER」



※サイカおよびXICA、MAGELLAN、ADVAの名称・ロゴは、日本国およびその他の国における株式会社サイカの登録商標または商標です。

※その他、記載されている会社名・商品名についても、各社の商標または登録商標です。



*1 Advisory Board, Developmentとは、サイカの取締役 EVP of Developmentの是澤 太志が策定した「モノづくりビジョン」の実現を目的に、サイカの開発本部に対して戦略支援を行う、外部の有識者によって構成されるチームです

*2 サイカの取締役EVP of Developmentの是澤 太志が、サイカにCTOとして入社した際に掲げたプロダクト開発組織の方針( https://note.com/sak0620/n/nf61b60107891 )

*3 出典:2020年版 有力企業の広告宣伝費|日経広告研究所|2020年11月

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