遊助が8月に配信リリースした話題のサンプリングカバー「浪漫飛行~君と逢えたら~」「さすらい~旅路~」は、どちらも、今だからこそ旅に出よう、こんな時代だからこそ会いに行こうと強い想いが込められている。9月21日(水)には、そんな今の時代におけるストレートなメッセージソング「僕らの時代」をリリースする。

そこで、今回、遊助にインタビューを行い、それぞれの楽曲に込められた想い、全国ツアーで感じたことなど話を聞いた。ぜひ、最後まで読んでほしい。

 

 

“僕らの時代”だと思いながら、何をするべきかを考える方が、人生は潤うんじゃないかな

 

──9月21日(水)のCDリリースを前に先行配信されたニューシングル「僕らの時代」ですが、改めて言葉にして“僕らの時代”と言われると、すっと背筋が伸びるような、そんな感覚がありました。この曲には遊助さんのどんな想いが込められているのでしょうか?

 

コロナだったり、世界的にも戦争があったり、暗い事件や事故、いろいろなことが起きていますよね。その時にそれについて振り返るということも大事だし、そんな時代を生きてきたということは自分が歩いてきた足跡でもあるし、もう引き返すことはできない。その中で自分がどういうふうに“僕らの時代”を生き抜いていくかっていうことが大事だと思ったんです。

 

遊助 33枚目シングル「僕らの時代」初回生産限定 特典映像Teaser

 

 

“あの時はよかったなあ”って言うおじさんになるんじゃなくて、“やっぱり昔の方がよかったよな”っておじいちゃんおばあちゃん世代を羨むのでもなくて、今が“僕らの時代”なんだって、生き続けている限りそう思っていかないといけない。それはエンターテインメントの世界でもそうだし、どんな世界でもそうだと思うんです。今もこうやって生きている限り“僕らの時代”だと思いながら、何をするべきかを考える方が、人生は潤うんじゃないかなと思って書きました。

 

Yusuke

 

──歌詞に出てくる“こんなはずじゃねぇ”と“こんなもんじゃねぇ”って、文字で見るとそんなに違わないようにも思えるんですが、思考のベクトルはまったく違いますもんね。

 

“こんなはずじゃなかった”って、後悔しかないじゃないですか。

 

──誰かや何かのせいにしているようにも感じますね。

 

そうですよね。“こんなはずじゃなかった”ではなく、“こんなもんじゃねぇ”って思えば、自分の人生もっといける、もっともっといける、もっと良くなる。自分の気持ち次第で体の動き方も変わってくるし、企画性も変わってくる。それに“こんなはずじゃなかったな”って言う奴より、“こんなもんじゃねぇ”っていう奴の方が、“こいつ面白いな”って、人が集まってきてくれると思うんですよ。そういう子たちが少なくなっちゃうのはもったいないなと思って。

 

Yusuke

 

こんな時代だからこそ、“こんなもんじゃねぇ”って思って立ち上がらないと、時間だけが過ぎていってしまうので、どんな時代がこようとも、どんなに苦しい時や思いもよらないような出来事があったとしても、“こんなもんじゃねぇ”って思えるような人生を送ってほしいなっていうメッセージを込めています。

 

──現在は7月7日からスタートした全国ツアーの真っ最中ですよね。どんなツアーになっていますか? ※

 

自分の存在意義というか、自分に何ができるだろうって、僕自身も自分を見つめ直しました。この時間の中で、“俺たちって何ができるんだろう”とか“自分って何ができるんだろう”って考えた人はいっぱいいたと思うんですよ。僕もその1人で、“こんな時代だからこそ自分を求めてくれる人がいるんじゃないかな”とか、“こういうバカみたいに元気なやつが今は必要なんじゃないかな”って。自分のメッセージとか、元気とか、笑顔とかで、どれだけみんなの気持ちを前向きにさせて、人生を照らせるかなって思って、今、ライブをやっています。今年は特にライブをやっていてすごく充実しているというか。今できることをすべて、全力で注ごうっていうことがシンプルにできているので、やっていて楽しいですよ。

(※本インタビューは2022年8月に実施しました。)

 

Yusuke

 

──米米CLUB「浪漫飛行」をサンプリングカバーした「浪漫飛行~君と逢えたら~」、奥田民生「さすらい」をサンプリングカバーした「さすらい~旅路~」はどちらも“旅”を感じさせられるナンバーですが、先ほどおっしゃっていたように、外に向かってちょっと背中を押すような、そういうセレクトをされたのでしょうか?

 

そうですね。ちょっともう、そろそろ行こうぜって(笑)。もちろん、感染予防対策はしっかりとやって、まだまだ油断できない状況ではあると思いますが、心を塞ぎ込んでしまわないように。心だけで人と人との絆が途切れてしまう人もいっぱいいるから、その中でもちゃんと心の扉だけは開いて、旅立っていかないと、っていう気持ちを込めて。立ち止まることも大事だし、見返すことも大事だけど、前に進むことを忘れちゃいけいけないんじゃないかなって思います。

 

文:大窪由香

写真:松永光希

 

▼遊助の楽曲はこちらから

レコチョク:https://recochoku.jp/artist/2000025055

TOWER RECORDS MUSIC:https://music.tower.jp/artist/detail/2000025055

dヒッツ:https://dhits.docomo.ne.jp/program/10016996

 

▼「浪漫飛行~君と逢えたら~」

https://Yusuke.lnk.to/blHroVIn/recochoku

Yusuke

 

▼「さすらい~旅路~」

https://Yusuke.lnk.to/SASURAIIn/recochoku

Yusuke

 

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