折れたバットを箸に、老舗メーカーのSDGs 収益はアオダモ保護に

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バットから作った箸への思いを語った浦谷兵剛会長=福井県小浜市の兵左衛門で、岩間理紀撮影
バットから作った箸への思いを語った浦谷兵剛会長=福井県小浜市の兵左衛門で、岩間理紀撮影

 プロ野球や社会人野球などで折れたバットをリサイクルして箸を作り、収益を材料となるアオダモの森の育成に活用する「かっとばし‼プロジェクト」。活動に取り組む福井県小浜市の老舗箸メーカー「兵左衛門」の浦谷兵剛会長(76)は「アオダモを守るサイクルをみんなで回すことができている。真に人に喜んでもらえることに取り組めば、それがSDGsになるのでは」と思いを語った。

 プロ野球などで折れたり破損したりと消費されるバットは年間約20万本。一方でしなやかで弾力性がありバット材として有名な広葉樹のアオダモは材料になるまで60~70年かかると言われ、減少していく「アオダモの森」の保護や育成は大きな課題になっている。

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