楽天ユーザーに聞く「値引きとポイント付与どちらが良い?」【合同会社ミスタートラボルタ調査】

ECのミカタ編集部

合同会社ミスタートラボルタは、楽天市場のユーザー300名に値引きとポイント付与のどちらを求めているかについてアンケートを実施し、自分用とプレゼント用で心理に変化はあるのかを調べ、その結果を公表した。ここではその概要についてポイントを絞って見ていく。

調査概要

調査概要

▶調査時期:2022年6月

▶調査対象者:20~70歳の男女 307名

▶調査方法:インターネットによる任意回答

▶アンケート要旨:
セールでは主に価格を値引きするかポイントを付与するかの2パターンがある。どちらがユーザー目線で良いかについて回答を求めた(具体例:1000円の商品を購入するときに100円引きか、100ポイント還元のどちらが良いか?)。商品価格、購入目的によって変化はあるかを調査した。

特に、
・商品価格が1000円、5000円、10000円の場合で違いがあるか?
・購入目的が自分用もしくはプレゼント用の場合で違いがあるか?
これらについて回答を求めている。

アンケート結果

アンケート結果

すべてのパターンで値引きの方が求められていることがわかった。一方で、商品価格が上がるにつれて値引きを求める傾向がみられた。また購入目的がプレゼント用の場合、値引きよりもポイント還元を求める人が増えることがわかった。

また「商品価格によって分けた」人の理由としては、「金額が増えると値引きの方が感覚的に安くなった気がする。」という回答が多く見られた。

さらに「購入目的によって分けた」人の理由としては、「値引きされたものをプレゼントにするというのが失礼な気がする、罪悪感がある」という回答が多く見られたとしている。

サマリー

サマリー

公表に際して同社では次のように述べている。

「弊社は小売業のため、楽天市場などのセールの際に値引きすべきか、ポイント還元すべきかと考えることがあるためアンケートを実施してみました。弊社以外の小売業の方にも参考になると嬉しく思います」

これまでおそらく潜在的に疑問に思うEC事業者が少なくなかったであろう、ポイント還元と現金割引どちらを消費者が好むか、特に楽天ユーザーを対象とした調査が実施された。その結果、意外にも現金割引を好むユーザーが多いことが示された。

そもそもポイント還元システムは、一般的に、消費者とのロイヤリティ醸成や囲い込み、消費者のライフサイクル向上の面などで重要だ。その意味で一概にポイントよりも現金値引きを適用すれば良いとは言えないが、実際のEC販売において大いに参考にできる調査結果とも言えそうだ。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000062037.html

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