【独占】Uber EatsとOniGOが提携!戦略と狙いを両社事業トップに直撃!

2022/05/20 10:00
    湯浅 大輝 (ダイヤモンド・チェーンストア 記者)
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    フードデリバリーサービスを展開するUber Eats Japan合同会社(東京都/武藤友木子代表)と、日本におけるQコマース(クイックコマース)のリーディングカンパニーであるOniGO(東京都/梅下直也社長)は、5月20日より提携を開始すると発表した。なぜ、両社はサービス提携を決めたのか、提携の具体的な内容はどのようなものになるのか、両社のねらいとは。Uber Eats Japan New Vertical 事業部門ゼネラルマネージャーのユリア・ブロヴキナ氏とOniGO代表取締役社長の梅下直也氏による対談をお届けする。※文中敬称略

    Uber Eatsアプリ上で、OniGOがセレクト可能に!

    対談をお届けする前に、今回の提携の基本的な内容を紹介する。提携のポイントは主に2つある。1つ目は、Uber Eatsのアプリ上から、OniGOの商品を買うことができるようになる点だ。生鮮品をはじめ、グロサリーや日用品など、約1600アイテムが購入可能になる。2つ目は、Uber Eatsの配達員が、OniGOのダークストアまで商品を取りに行き、店舗でのピッキング作業はOniGOの従業員が行う点だ。Uber Eatsの配達員は、OniGOのダークストア※の5店舗(鷹番店/目黒区鷹番、駒沢店/世田谷区駒沢、自由が丘店/目黒区自由が丘、永福町店/杉並区永福町、武蔵関店/東京都練馬区)まで商品を取りに行く。商品を注文してから自宅に届くまでの時間は、30分を目標にしていて、自宅が配達可能エリアに該当するかどうかは、Uber Eats側の需給予測によって決まる。※物販を行わない配送専用の店舗

    Uber Eats×OniGo

    左:梅下直也
    OniGO代表取締役社長
    三井住友銀行に入行後、ロンドン駐在などを経て同行を退社。オンライン中古車仲介業カープライスを創業し、楽天に売却。21年OniGOを設立。
    右:ユリア・ブロヴキナ
    Uber Eats Japan New Vertical 事業部門ゼネラルマネージャー
    21年2月から現職。日本のスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどレストラン以外の新規領域における事業を統括する。

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    記事執筆者

    湯浅 大輝 / ダイヤモンド・チェーンストア 記者

    1996年生まれ。シンガポール出身。同志社大学グローバル・コミュニケーション学部卒業後、経済メディアで記者職に就く。フリーライターを経て、2021年12月ダイヤモンド・リテイルメディアに入社。大学在学中に1年間のアメリカ・アリゾナ州立大学への留学を経験。好きな総菜はローストビーフ、趣味は練馬区を散歩すること。

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