母校訪問プロジェクト

母校訪問プロジェクト第11弾

大田原高等学校(栃木県)へ訪問編

研究系職員(15年目)高野さん

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第11弾として、海洋機能利用部門の生物地球化学センターの上席研究員として、物質進化を探る有機分子や生命・非生命の境界領域の研究を進めている高野さん(15年目※2022年現在)が母校の栃木県立大田原高等学校で講演を行いました。

今回の講演は、大田原高等学校(栃木県)の創立120周年記念式典で行われた記念講演として、オンライン同時配信のハイブリッド開催でした。全校生徒および教職員のみなさん、保護者および卒業生(同窓会)の合わせて、約800名の皆さんにご聴講いただきました。

「地球宇宙化学の探究」というテーマで、「はやぶさ2」プロジェクトでの経験、小惑星リュウグウのサイエンスを含め、 地球宇宙化学の最前線について、講演(70分)と質問・ディスカッション(20分)を交え、あっという間の約90分でした。

同校は、現在、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校です。生徒のみなさんからは、「夢を実現するために日々必要なことは?」、「地球や海が出来る前の様子は?」 、「将来、研究者になるためには?」など、多くの質問が寄せられました。

VOICEアンケートにご協力いただいた生徒のみなさんからの
感想を紹介します!

  • 今回の講演で「夢」を書くことの大切さに一番心を動かされました。一つの分野を深く探究していくと、これほどに視野や世界が広がるのかと、とてもワクワクした気持ちです。
  • 私は、一度、JAMSTECを訪れたことがあります。小学生の頃から海洋系が好きでした。今回、地球化学や宇宙化学の分野をより知ることができました。これからの進路選びに活かしたいです。
  • 私は、国立科学博物館で「しんかい6500」の展示を見たことがあります。自分の好きな分野を突き詰めたいと強く思いました。
  • 進歩の原動力は、アイデアである、という話が印象的でした。講演を通して、自己肯定感を上げるヒントをいくつか得られました。自分なりの「本物の花」を見つけたいと思います。
  • ニュース番組で見聞きした「はやぶさ2」や「リュウグウ」について、好奇心や探究心の欲するまま、生きる姿勢に魅力を感じました。「好きこそものの上手なれ。」そして「鉄は、熱いうちに打て。」という言葉が、とても心に響きました。ありがとうございました。